2016年5月にTOEIC試験が大改定!気になる改定内容とは!?
今は日本で最もメジャーな英語の試験であり、就職や転職、昇進の判定材料にも使われている試験「TOEIC」ですが、2016年5月から改定されることになりました。
1979年に第1回テストが行われたTOEICは、2006年に出題形式が変更されています。それからはずっと同じ内容だったので、今回は10年ぶりの改定になります。
この事実は、2015年11月11日に日本で行われた国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の記者会見によって明らかになりました。
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<2016年5月からのTOEICの改定内容>
○以下の問題を新たな採用する。
1.3人以上の人物による会話問題。
2.チャット(インスタントメッセージ)など、近年利用されるようになったツールにおいて、複数人がやり取りを行う問題。
3.問題用紙に印刷された図表と、音声で聞いた内容を関連づけて答えさせる問題。
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また、以下のセクションごとの時間と問題数、点数に変化はありません。
・リスニングセクション ⇒ 45分、100問、5〜495点
・リーディングセクション ⇒ 75分、100問、5〜495点
さらに、記者会見では「調査や検証を重ねて、難易度が変化しないように設計した」という話も出たとのことでした。
<2016年5月のTOEIC改定のまとめ>
上記から、これまでの写真描写問題や単文穴埋問題、応答問題が減り、会話型や図表型の問題が新たに追加されることが予想されます。
難易度に変化は無いとのことですが、これは得意・不得意の問題も考慮しなければならず、会話型の問題が苦手な方にとっては苦戦する可能性も考えられます。
2016年3月以降にIIBCから新公式問題集がリリースされる予定で、他の一般的なTOEIC対策本が出るのは更にその後になる見通しです。
このため改定内容を新たに入れつつ、正確に早く読む力・聞いて理解する力を養う必要があるでしょう。
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